外免切替 実務ガイド 外国免許から日本の免許へ — 予約・書類・テスト

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予約が取れない——先に予約、書類はそのあと

外免切替でいちばん待つのは予約です。書類は数日で揃いますが、予約は数か月かかる県があります。順番を間違えると、集めた書類の期限が先に切れます。

まず結論

まず予約の電話をかけてください。書類はそのあとです。埼玉は知識確認の予約が「約3〜4か月程度」、岐阜は「書類審査は約2か月先、知識・技能の確認は約5か月先」と公式ページに書いています。予約の方法は電話のみ/オンラインのみ/初回は予約不要の3通りに分かれ、県によっては1回の予約では最後まで行けません

01

順番——予約が先、書類があと

多くの人が書類からそろえはじめて、間に合わなくなります。順番はこうです。

1
予約を取る
いちばん先。数か月待つ県があります。予約の日が決まらないと、ほかが決まりません
2
書類をそろえる
予約の日に合わせて用意します。住民票には有効期限を求める県があり、早く取りすぎると取り直しになります
3
試験場へ行く
予約の日に行きます。受付時間が1日20分だけの県(石川)もあります
翻訳文だけは、予約と同時に頼んでください

日本語の翻訳文は、JAF のオンライン申請で平均5〜10営業日かかる国があります(スイス・ドイツ・フランス・ベルギー・モナコ・台湾は2〜3営業日)。書類の中でこれだけは時間がかかります。予約を取ったらすぐ申し込んでください。→ 日本語の翻訳文

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予約の方法は3通り

方法気をつけること
電話だけ北海道・青森・宮城・秋田・山形・福島・新潟・富山・石川・福井・岐阜・大阪 など日本語での電話になります。大阪府警は「電話は日本語のみ対応」と明記。岐阜県警は「日本語が話せる方と一緒に電話してください」と書いています
オンラインだけ茨城・群馬・埼玉・愛知・三重 など茨城は2025年12月1日から窓口予約を廃止。埼玉は本人のメールアドレスが必要で、知識確認は1人1枠です
初回は予約不要静岡・千葉静岡は毎週水曜9:30集合の説明会に直接行きます(時間厳守。遅刻は翌週)。千葉は書類審査までは予約不要で、知識確認から予約制
電話の受付時間が極端に短い県があります

栃木県警は平日15:00〜17:00のみ(音声案内5→2)。大阪府警は特定日(隔週金曜等)の15:00〜17:00だけで、それ以外の日は電話予約ができません。東京の例外ルート(外交官家族・特定技能希望者)は16:00〜17:00です。受付時間の外にかけても、つながりません。

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何段階の予約が要るかは県で違います

1回予約すれば最後まで行ける、とは限りません。

予約が要る段階
石川受付(申請)そのもの。予約日の13:00〜13:20の20分間に行きます
愛知書類審査(一次審査)から。以降は指定された日時
三重書類審査・知識確認・技能確認の3段階すべて
千葉書類審査は予約不要。知識確認から予約制
埼玉書類審査・知識確認とも完全予約制

免除されない国の人は、書類審査 → 知識確認 → 技能確認と進みます。それぞれに予約が要る県では、合計で半年以上かかることがあります。→ 免除される国・地域

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待ち日数を数字で公表している県

数字を出している県は少数です。書いていない県が短いという意味ではありません。

公式ページの記載(原文)
埼玉「現在、外国免許切替申請希望者多数のため、大変混雑しています」「知識確認の予約は約3〜4か月程度お待ちいただいております」(2026年3月11日更新)
岐阜書類審査は約2か月先、書類審査通過後の知識の確認・技能の確認は約5か月先」(2026年4月10日更新)
東京技能確認は「予約日から概ね3〜4か月後」。予約が取れるまでの待ちは別です
静岡「免許切替までには、数ヶ月程度の日数を要することがあります」
北海道「予約から審査に至るまで数か月の期間を要している状況」
富山「審査実施日まで大変時間を要する状況
千葉「予約は数か月先まで埋まっています」「知識確認も予約の待ち日数が長期間に及んでいます」
徳島「現在、非常に混雑をしています
栃木調査時点で予約を中止中(再開予定日を告知)
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なぜ待ち行列が伸びているのか

理由ははっきりしています。2025年10月1日の改正で合格率が落ち、落ちた人の再受験が予約枠を食っているからです。

  • 知識確認が「イラスト問題10問・正答70%」から「文章問題50問・正答90%」に変わりました
  • 技能確認に横断歩道の通過が加わり、合図不履行や右左折方法違反の採点が厳しくなりました
  • 落ちた人はもう一度予約を取ります。新しく申請する人と、同じ列に並びます
再受験を別の列に分けた県があります

兵庫県警は「知識確認(50問)の再受験等、審査を受けたことのある方は電話で予約」と、再受験者を別ルートに分けています。県によって、初回と再受験で予約の窓口が違うことがあります。

落ちた人には、6か月の救済があります

技能確認で70点に届かず落ちた人は、前回の知識確認の日から6か月間は、知識確認を受け直さずに技能確認だけ受けられます(通達 2(3)ウ)。他の都道府県に引っ越しても適用されます。県のページにはほとんど載っていません。→ 落ちたあと、受かったあと

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各県が採った流量制限

「受付を止めた」と明言した県は、調査では見つかりませんでした。代わりに各県がやっているのは、予約制による事実上の人数制限です。

措置時期
愛知知識確認を1日2回→1日1回(13:30のみ)に削減、受付を10:00〜11:45に限定2025年10月1日
大阪(光明池)当日先着順 → 電話予約制に変更2025年9月12日
大阪(門真)窓口予約を開始2026年1月19日
茨城オンライン予約に一本化、窓口予約は受け付けない2025年12月1日
埼玉書類審査・知識確認とも完全予約制に(2026年3月11日更新)
千葉予約制。団体(5人以上)は7日前までに電話で日程調整

いちばん強い制限は愛知です。「1日2回→1日1回」は、処理できる人数を半分にする措置です。大阪の「特定日の2時間だけ電話受付」も同じくらい強い制限です。

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電話をかけるとき——日本語で聞かれること

電話予約の県では、日本語で聞かれます。日本語が難しい人は、日本語を話せる人に代わりにかけてもらってください。岐阜県警は「日本語が話せる方と一緒に電話してください」と、はっきり書いています。

だいたい聞かれること

  • 名前(パスポートのつづり)
  • どこの国の免許か(アメリカの人は州も
  • 免許を取った日と、有効期限
  • 日本の住所(何県何市か)
  • 在留資格と在留期間
  • 日本語が話せるか、通訳を連れて来られるか
  • 希望する免許の種類(普通、AT限定など)
メモしておくこと

電話で言われたことは、その場でメモしてください。予約の日時/受付の時刻/持っていく書類/集合場所(何階の何番窓口か)/通訳が要るかどうか。あとで確認しようとしても、電話の受付時間が短い県では、なかなかつながりません。

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予約が取れなかったとき

  • 県をまたいで予約はできません。申請先は住所地の都道府県です。隣の県が空いていても使えません(→ 申請先は「住所地」
  • 同じ県の中に複数の試験場がある県では、会場を変えられることがあります。東京は府中・鮫洲・江東、福島は福島・郡山、愛知は平針・東三河、静岡は東部・中部・西部。ただし免除国の人だけの会場など、条件が付いていることがあります
  • 予約を中止している県では、再開の告知日をカレンダーに入れてください。栃木県警は再開予定日を明示していました
  • 外国免許の期限が先に切れそうな人は、そのことを伝えて相談してください。扱いが公式ページに書かれていない県がほとんどです
「代行します」という案内には気をつけてください

愛知県警は公式ページに「代理申請不可」と書いています。申請は本人が行くものです。通訳の同伴と代理申請は別のことです。大阪府警は「通訳人1人に対し、申請者は1人でお願いします」と、1人の通訳が何人もまとめて連れてくることを制限しています。