外免切替 実務ガイド 外国免許から日本の免許へ — 予約・書類・テスト

Knowledge Test

知識確認——50問・30分・45問正解で合格

2025年10月1日に大きく変わりました。イラスト問題がなくなり、文章問題が50問に増え、合格ラインが90%に上がりました。制限時間30分は、通達にしか書かれていません。

まず結論

文章問題50問・制限時間30分以内・50問中45問以上の正解で合格。改正前は「イラスト問題10問・正答70%」でした。イラスト問題は廃止されています。出題範囲の具体的な特定と公式の例題は、警察庁・都道府県警のいずれも公表していません。対応言語は20言語が全国標準ですが、学科試験の20言語がそのまま外免切替に使えるとは限りません

01

結論——仕様

項目中身出典
問題数50問丙運発第59号 第1章第1の2(1)イ
合格基準45問以上(90%)同上
制限時間30分以内同上。県警のページにはほとんど載っていません
形式文章問題のみ。イラスト問題なし警察庁見直し案・千葉県警・福岡県警
解答正誤式(○×)石川県警ほか
50問中5問までしか間違えられません

90%は、日本人が一から免許を取るときの学科試験と同じ水準です。6問間違えたら不合格です。「だいたい分かる」では届きません。

02

通達の原文

警察庁 丙運発第59号 第1章第1の2(1)イ

「この質問は、制限時間30分間以内に、文章形式の質問を50問行うこととする。その結果、正解が50問中45問以上であった者については、ウの自動車等の運転に関する実技をさせること。正解が50問中45問未満であった者については、試験の一部免除を行わないこと。」

制限時間30分は、この通達が唯一の出典です。都道府県警のページを見ても、ほとんど書かれていません(静岡県警が「知識 50問30分」と公表しているのが例外です)。

30分で50問——1問あたり36秒

読んで考える時間を含めて、1問あたり36秒です。日本語で受ける人も、外国語で受ける人も同じです。迷った問題に時間をかけると、最後まで届きません。

03

2025年10月1日に何が変わったか

改正前改正後(2025年10月1日〜)
形式イラスト問題を10問出題イラスト問題を廃止し、問題数を50問に増加
合格基準審査基準70%以上新規免許取得時と同様の90%以上

この文言は、警察庁の見直し案・千葉県警・福岡県警で一致しています。

経過措置がありました(もう終わっています)

愛知県警の案内:「令和7年9月30日以前に10問の知識確認に合格し、10月1日以降に一回目の実技確認を受ける方は、新制度の知識確認(50問)を受けることなく、一回に限り実技確認を受けることができます。」——これは改正をまたいだ人のための措置です。

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対応言語——20言語が標準、でも県で違います

2024年6〜7月に各県で一斉に導入された20言語が、全国の標準です。警視庁の記載:

英語/スペイン語/ペルシャ語/韓国語/中国語/ポルトガル語/ロシア語/タイ語/タガログ語/ベトナム語/インドネシア語/クメール語/ネパール語/ミャンマー語/モンゴル語/ウクライナ語/シンハラ語/ウルドゥー語/アラビア語/ヒンディー語

「学科試験は20言語」と書いてあっても、外免切替に使えるとは限りません

県警のページで20言語と書かれているのは、一般の学科試験のことである場合があります。外免切替の知識確認に使えるかは、別に確かめる必要があります。大阪府警の20言語のページは「小型特殊以外の第一種・第二種・仮免許の学科試験」が対象と書かれており、外免切替を含むかどうか読み取れません。

状況
埼玉21言語(20言語+日本語)
愛知2025年10月1日からトルコ語の知識確認を廃止。さらに曜日ごとに受験できる言語を指定(日本語・英語は毎日、ほかの言語は曜日限定)
茨城県警サイトの中で数が食い違っています(学科試験のページは20言語、外免切替のページは16言語)
石川・静岡対応言語の公表なし
東京20言語を明示し、外免切替の知識確認も対象と書いています

自分の言語で受けられるか、何曜日に受けられるかは、予約の電話で必ず確かめてください。47都道府県の一覧

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出題範囲は公表されていません

「どの範囲から出るのか」を探しても見つかりません。本当に公表されていません。

  • 警察庁・都道府県警のいずれも、出題範囲の具体的な特定(「交通の教則」のどの章まで、など)を公表していません
  • 根拠になるのは、道路交通法施行令第34条の4第1項の包括的な文言「法令で定める道路の交通の方法その他の自動車等の運転について必要な知識」だけです
  • 公式の例題・サンプル問題も、公表を確認できませんでした。流通している対策問題集は、すべて民間が独自に作ったものです
実務上の読み方

範囲が特定されていない以上、警察庁が出している「交通の方法に関する教則」が、いちばん確かなよりどころになります。2026年9月1日からは生活道路の法定速度が30km/hになるなど、教則も改正されています。古い教材には、この改正が入っていないことがあります。

06

技能で落ちた人は、6か月間は受け直さなくてよい

警察庁 丙運発第59号 2(3)ウ

実技が70ポイント未満で不合格になった再申請者は、前回の知識確認を実施した日から6か月間は、知識確認を再受験せず、実技のみ再受験できる。他の都道府県に転居した場合も適用される。

これは知っておく価値があります

技能確認で落ちても、6か月のあいだは50問をもう一度受ける必要がありません。技能確認だけを受け直せます。引っ越して県が変わっても使えます。県警のページには、ほとんど載っていません。→ 落ちたあと、受かったあと

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受ける場所と回数

  • 受けるのは住所地の都道府県の試験場・運転免許センターです
  • 1日に受けられる回数を減らした県があります。愛知は2025年10月1日から1日2回→1日1回(13:30のみ)になりました
  • 埼玉は知識確認の予約は1人1枠です
  • 県によっては、書類審査と知識確認が別の日になります。1日で終わるかどうかは県次第です
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当日のこと

  • 携帯電話は電源を切ってかばんに入れます。マナーモードではありません
  • 受付の時刻に遅れると、その日は受けられません。県によって受付は20分間しかありません
  • 通訳の人は、試験の部屋には入れません。通訳が必要なのは書類審査や説明のときです(→ 通訳の同伴
  • 結果はその日のうちに分かります。受かった人は、そのまま技能確認の予約に進みます(免除国の人は技能確認がありません)

当日の流れは 審査の当日の流れ にまとめました。